一時期、マーフィーの法則というものが流行りました。
よく言われる例として「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する」みたいな、ちょっとユーモラスな失敗あるあるです。

情シスの世界でも、このマーフィーの法則に当てはまる事象は、枚挙にいとまがありません。
そのうちの一つがこれです。

「使い方が悪いんじゃないかとユーザーを疑うと、大抵はシステム側の不具合」

よく「何かシステムの調子が悪いんですけど」と電話してくるユーザーが、どの部署にも一人か二人は必ずいます。
そう言われると、調査しないわけにはいきません。
再現性を確認したり、サーバーやネットワークの状態を調べたり……。
でも、どこも異常ないなあと思って、もう一度詳しい状況を確認しようと連絡すると、「あ、操作間違えてました」とケロッと言われることが少なからずあります。

私も人の子ですので、何回かこんなことが続くと、「システムの調子が悪いんですが」ときても、「操作ミスしてませんか?」と返してしまうことも。
特に、忙しかったりすると、「他のユーザーからは、何も言われてないので、多分あなた側の問題ですよ」とキツめに言ってしまう場合もありました。

でも、そんな時に限って、言ったそばから、他のユーザーからもトラブル報告が相次ぎ……結局、調べてみると、システム側の不具合だったというオチが待っています。
しかも、ユーザーにキツく言えば言うほど、不具合の深刻さは大きくなる傾向にあり、最後は「すみません。システム側の不具合でした」と気まずく謝ることになります。

なので、この法則に気づいてからは、明らかにユーザー側の問題だと思っても、とりあえず調査してから返答するようになりました。
【教訓】
人を疑わば穴二つ。