「少々お待ちください。さっきは動いてたんですが……」

新製品の説明会や、開発中のシステムの中間報告なんかでデモンストレーションをする時、よく耳にするセリフです。
私も若い頃、社内で、管理者向けに説明会をしている際、何度もこのセリフを口にしたことがあります。

普段とは異なる環境(特にネットワーク)のせい、というのもあるんでしょうが、大抵はシステムのバグが潰しきれていないことの方が多いです。
当然、説明会の前には、きちんとシナリオを作り、何度もリハーサルをして、正常に動作することを確認します。

でも、「こんなことできないの?」なんて質問があると、得意になって「できますよ」とシナリオにない機能を披露しようとしてしまいます。
これが間違いの元!

いっそシステムがスコーンと落ちてくれれば、「すみません。まだ未完成ですね」と笑って済ませることもできますが、パソコンがフリーズしたりすると、再起動するまでの間、しゃべりだけで場をつなげなければいけません。
最悪なのは、まだ操作に不慣れで「あーでもない、こーでもない」ともたもたして、聴講者を置き去りにしてしまうこと。
一気に会場の温度が下がってしまい「なんか使いにくそうだなぁ」という印象を持たれてしまいます。

​なので私は、質問があっても、よほど自信がない限り、「できます」「できません」という結論だけ言うことにしてました。
【教訓】
アドリブは、スベることの方が多い。