昨今、「五月病」というのは季節問わず発症すると聞きます。
新たに「六月病」なんて言葉も……。
さて、「六月病かな?」とか「会社に行きたくない」と思ったらどうするか?
さっさと辞める? もう少し我慢してみる?
個人個人で様々な事情があるかとは思いますが、嫌なのは「会社」なのか「仕事」なのかを、今一度考えてみてください。

「会社」が嫌になったら
まず初めに、会社が俗に言うブラック企業なら、即刻辞めるべきです。
ブラックとまではいかなくても、必要以上に長時間勤務を助長する雰囲気があったり、上司や同僚たちとソリが合わなかったりするのなら、我慢する必要はありません
何故なら、それは「職場環境」の問題だからです。
ブラック企業は別として、職場環境の問題は、大抵の場合、あなたと職場のどちらが悪いということではありません。
あなたが嫌いと思っている人にも友人がいるように、単にあなたとの相性が合わないというだけです。
これは意外と根深い問題で、我慢すれば解決する類のものではありません。
おそらくは会社の風土や文化のようなものもあり、なかなか改善されにくいものです。
もしかしたら、あなたが我慢し続ければ、ある日分かり合える時が来るかもしれません。
でも、今現在、嫌で嫌で堪らないと思っているなら、そのような環境で、これからずっと働くのはとても辛いことです。
なので、心の病気にならないうちに、思い切って辞めることをお勧めします。

「仕事」が嫌になったら
さて「職場(会社)」にはさほど問題はなく、「仕事内容」が嫌になったら……「つまらない」とか「やりがいがない」といった場合です。
この場合は(特に新入社員なら)、もう少し我慢してみてもいいかと思います。
例えば、本当は企画をしたいのに営業に配属された……これは「仕事内容」の問題です。
そして、営業ノルマが果たせず、上司や周りから責め立てられる……これは、先ほどの「職場環境」の問題です。
職場環境の問題は我慢せず、仕事内容の問題は我慢するというのは矛盾していると感じるかもしれません。
でも、どんな仕事でも、面白さややりがいみたいなものは一朝一夕では分かりません。
もしかしたら、最初は嫌だと思っていた仕事でも、思ってもみない能力を発揮することもありますし、やはりずっと面白くないままかもしれません。
ただ、それは少なくとも数ヶ月という単位では判別できません。
もし、職場環境に問題がないなら(上司や同僚がバックアップしてくれるなら)、しばらくは続けてみることをお勧めします。

それに、会社員であれば、異動があります。
望まない部署に行かされるのは、ある意味、会社員の宿命です。
したがって、「仕事内容」が嫌で会社を辞めるなら、やりたいことをハッキリさせ、それが実現できる職場を探す必要があります。
確かに、体力がないのに力仕事をしなければいけないとか、内向的な性格なのに人前に出なければいけないとか、決定的に「自分に合わない」こともあるでしょう。
そういった時は無理に我慢することはないですが、次の仕事を見つける時には、同じ轍を踏まないよう気をつける必要があります。

周りから色々言われても
原因が「会社(職場環境)」にしろ「仕事」にしろ、辞めるとなったら、周りの人からは色々言われるでしょう。
「根性がない」とか「(せっかく入ったのに)もったいない」とか。
そんな時、根性論みたいな意見は無視し、貴重な人生を我慢することに使う方が「もったいない」と思った方がいいです。
また、「これくらいの我慢もできないなんて」と、自分で自分を責める人もいるかもしれません。
でも、真剣に悩んでいるということは、もう既に十分我慢したということ。
日本人は小さい時から「我慢は美徳」とか「逃げるのは恥だ」とか「苦労は買ってでもしろ」とか言われているせいか、辞めることを「自分に負けた」と感じて凹んでしまう人が多いと思います。
一方で、より条件の良い会社へ転職することは「ステップアップ」とか「キャリアアップ」と言います。
だから、これだって同じことです。
決して後ろめたい思いをする必要はありません
よく考えて、よりよい人生を送るための決断をしてください(決して、辞めることを勧めているわけではないですよ)。

【教訓】
逃げるは恥じゃないし役に立つ